弔問・会葬で気をつける点
弔問・会葬でのマナー
電話で長々とお悔やみはしない
喪家に電話をかけるときは、取り込み中で送信・受信ともひんぱんに使われていますから、余程親しくないかぎり、長々とお悔やみを言うことは避けます。電話口に出た人に、用件を簡潔に伝えるようにします。
通夜前に喪服は着ない
亡くなった直後に弔問にでかけるときは、早々と喪服を着たり、香奠を持参しないように。いかにも不幸を予期していたようで、かえって失礼にあたります。
弔問の際は慎重に
弔問の際にとくに心遣いが必要なのが、思いがけない事故死の場合。亡くなったときの状況などを、根ほり葉ほり聞かないようにしましょう。
重ね言葉は使わない
不幸を連想させる忌み言葉、重ね言葉はお悔やみの際は避けるのが礼儀です。「重ね重ね」「返す返す」「またまた」や、「苦しむ」「迷う」「浮かばれない」など。
枕飾りの席で対面を申し出ない
故人との対面は、親しい間柄ならば遺族がすすめますが、普通の付き合い程度や、すすめられないときは、こちらから申し出ないのが礼儀です。
「蓮の花」の香奠袋は仏式
香奠袋で、蓮の花が印刷してあるものは仏式のみ、百合の花が印刷してあるものはキリスト教だけなので気を付けましょう。
数珠は仏式のもの
キリスト教、神式の葬儀には、自分が仏教徒でも数珠をもっていかないこと。数珠は仏式のものだからです。
神式で「冥福」は使わない
いわゆる「冥福」「成仏」 「供養」「回向」は、仏教用語です。神式では、「急逝」「他界」「永別」などが使われます。弔辞の際など気を付けましょう。
読経中は席を立たない
通夜の席などで、やむなく途中で辞去する場合は、僧侶が読経中に席を立つのは慎みます。また、ご近所づきあい程度なら式が終ったのちに退出しますが、その際も僧侶が退席するまで待ちます。
会葬のときは私語を慎む
葬儀の会場では、普段あまり会わない友人や知人に会ったりしますが、焼香などの順番を静かに待って、大きな声で場違いな話をするのは慎みます。